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お楽しみさまです!
一皿入魂のマクロビオティック・
パーソナルシェフ松本敏弘です。
日本人の主食といえば言わずとも知れた
「お米」です。
2000年以上も前から食べ続けら、
DNAにも刻まれた
日本人のアイデンティティーです。
今でこそ、こんなにパン食が普及してますが、
長い日本の歴史の中で見た時それは、
戦後70年程度のほん一瞬の出来事です。
働き者
和を尊び
頭がよく
健康で長寿
自然を大切にする
という日本人の特徴は、
稲作でお米を食べ続けてきた結果
育まれてきたものです。
遠い昔、神話では
お米をどういうふうに考えていたかといえば
神様からの「さずかり物」と考えていたのです。
そいいう意味でお米は
他の食べ物とは別格で特別なものです。
みなさんも良くご存知かもしれませんが、
食事の大黒柱お米の種類のおさらいです。
●白米
口当たりはよいが、
ぬか部分と胚芽の削られた、
決して芽の出ることのない
「死んでいるお米」です。
玄米の栄養は胚芽や糠部分にあります。
その栄養素を取り除いた白米は残念ながら、
ほとんど栄養価がありません。
ちなみに栄養価は玄米の5~10%。
●分づき米
玄米の周りを削ったものが白米ですが、
「分づき米」は白米ほど削らず、
周りをある程度残したお米のことを言います。
そして、どの程度削るかで三分づき、
五分づき、七分づきと呼びます。
数字が低い程あまり削ってないと言うことです。
そして削ってない程、
栄養素が残っているということです。
五分づき以上削ると、
見た目も味もほとんど白米と一緒ですが、
胚芽もほぼ残っておらず、
栄養価もそれなりです。
●玄米
播けば芽のでる「生きたお米」。
一粒から約1500粒のお米が実る
エネルギーの詰まったお米です。
正確に言えば、栄養をたっぷり蓄えたまま
「眠っているお米」です。
潜在的な栄養素はありますが、
固い殻に閉じ込められているため、
よく噛まないと、
栄養素を吸収することができません。
これが最低30回、できれば100回噛んで
食べましょうと言われるゆえんです。
●発芽玄米
「目覚めたお米」
芽が少しだけ発芽して、
これから正に芽吹こうとする玄米です。
この時は種として眠っていた命が活動し出し、
栄養価がより高まります。
発芽すると、デンプンがブドウ糖に分解され、
直接血液中に取り込まれ、
消化吸収の良い食べやすいお米に変身します。
発芽玄米は、消化に悪い玄米と違い、
ミネラルとフィチン酸が、
発芽によって分離されるため
消化吸収も格段によくなります。
玄米ご飯はよく噛んでも
消化吸収が悪いという人でも、
発芽玄米にすると消化がよくなる背景には、
こういった理由があるのです。
しかし発芽玄米の困ったところは、
時間と手間がかかるという点です。
普通発芽させるまでに、
丸一日以上がかかってしまいます。
しかも一度発芽させると、
あまり日持ちもしません。
発芽玄米は生モノですから、鮮度が落ちると、
味も落ちるので一般に流通させるためには、
真空パックなどにして保管・輸送したりする必要が生じます。
管理や取り扱いに手間がかかる分
コスト高となるため、お値段が少々・・・
明日はお米の種類後半をお届けします。
お楽しみに!
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