お楽しみさまです、松本敏弘です。
週明けにアクシデントがあり
急きょアフターフォローの為
クライアント様のところへ行ってきました。
かれこれ５年ご利用頂いている方です。
今回は
色々な事が重なり起きたミスでした。
人間だから
ミスすることもあるでしょう。
起きてしまったことは
時間が戻る訳もなく
仕方ありません。
でもね
つい言ってませんか？
「次回から気をつけます」
本当にそれで次回から
失敗はなくなりますか？
かくいう
私も以前そうでしたから
クライアント様から
クレームを頂いた時
お詫びのメールや手紙で
「今後このようなことのないよう、
十分に気をつけて取り組みます」
のようなことを書いていました。
それを書いている自分自身が
本当に良くなるのかと
半信半疑でした。
何をどう気をつけるか
具体的な手を打たなければ
よほどラッキーでない限り
また繰り返します。
料理も同じです。
なぜ、お米を焦がしたのか
なぜ、味つけが濃くなったのか
なぜ、汁物の出汁の旨みがないのか
そうなるには
必ず理由があります。
また
そうしたのにも
理由があるはずです。
次回気をつけますの人は
たまたま上手くいくかもしれませんが
だぶんまた失敗します。
今回はこれが原因だと思うので
次回はこうしてみます。
という人は
また失敗するかもしれませんが
そのうち答えに辿り着くでしょう。
よく講座でも話すのですが、
実習では
失敗してもいいんだよ、
むしろその為の場所なんだから。
そうやって
失敗の痛みを記録して
自分の引き出しを増やしていけばいい。
引き出しの数は
あなたのセンサーになるんだから。
センサーの数が増えれば
微細なサインに気づけるようになり
失敗することがなくなる。
失敗と試行錯誤は違います。
次の策を持って臨むのが試行錯誤
何も考えずにまたやるのが失敗
パーソナルシェフに必要なのは
テクニックやレシピではなく
クライアントのキッチンで
実践するための
思考法だったり
問題解決能力だったり
発想法
です。
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