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お楽しみさまです!
一皿入魂のマクロビオティック・
パーソナルシェフ松本敏弘です。
今日は祈りと念力の違い
ということについてお話します。
よく料理をつくる時に
「おいしくな~れ」
とおまじないをする人をみかけます。
以前のボクもよくそうしていました。
そして実際においしくなったように思います。
しかしある時
そのおまじないの裏側になるのは
美味しくしてやろうという自分の思い上がり、
あるいは美味しくしたんだから
食べる人に「美味しい」という評価を期待する
自分のことを認めて欲しいという想い
相手に何かを求めて
相手から奪う料理
になっているのではないかと
思うようになりました。
以前にもお話した
自己満足料理と
他者満足料理に
通じる話です。
そうやっておまじないをかけられた料理は
素材を美味しくしてやろう
味をつけてやろうとする
強引な料理です。
料理は、念力でおいしくするのでなく
食べる人が良くなる事を祈り
素材を信じて、お迎えするものです。
素材を信じていれば
素材が全部どうすればいいか
教えてくれます。
「素材に聞く」その秘訣は
・目の前の食材を信じる
・食べる人のことが良くなることを祈る
・食べ物が光だとイメージする
もし素材の声が聞こえてこないなら
自分の中の何かがズレているサインです。
・レシピに捉われ頭で作っていないか
・力ずくで、味をつけようとしていないか
・自信があると自己満足に陥っていないか
・料理とは別の心配事、悩みを抱えていないか
みなさん料理をつくる時の
自分の心を今一度見つめてみてください。