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お楽しみさまです。
一皿入魂のマクロビオティック・パーソナルシェフ松本敏弘です。
今日は意外と知らない
野菜の保存方法についてお話します。
まずはこのデータを見てください。
【冷蔵庫から廃棄したもの】
【出典】株式会社日本能率協会総合研究所
みなさんの冷蔵庫はいかがですか?
冷蔵庫の中は人の潜在意識とも言われ、
その人の価値観や、ライフスタイルが
最も現れている場所です。
便利な冷蔵庫のおかげで、
”とりあえず”何でも冷蔵庫に入れてしまう
「クセ」がついてませんか?
調査でも悲しい結果が出ていますが
お野菜が一番多く廃棄されています(泣)
野菜や果物をおいしく食べる為、
そして電気を無駄にしない為にも
知っているようで知らない野菜果物の保存方法を
もう一度おさらいしましょう。
野菜は収穫後も
生きて呼吸をしています。
それは、時間の経過と共に
品質がどんどん落ちていくということです。
野菜を長くおいしく保存するには、
この活動をおさえ、栄養がエネルギーとして
使われないような工夫が必要です。
その為には、野菜は育った環境に
近い保存状態にしてあげましょいう。
例えば
・畑で栽培され、土の中で育った野菜は
泥が付いたままの状態で保存。
・上に向かって成長し立って生えている野菜は、
横に寝かさず立てた状態で保存。
・暑い地域で育った野菜は、
低温で冷やし過ぎない。
などなどです。
野菜果物の保存方法をまとめてみました。
参考にしてみてください。
■冷蔵庫の野菜室へ入れた方がよいもの
【洗わずビニール袋に入れて保存】
・人参
※1本ずつラップに包んで野菜室に。
泥付きはそのままで。にんじんは水分、蒸れに弱いので
水分を吸い取ってくれる新聞紙などで包んでおくのが
長持ちさせるポイントです。
・カリフラワー、ブロッコリー
・レタス
・えんどう、いんげん、スナップえんどう
・キャベツ
・セロリ
・ハーブ(バジル以外)
・にら
・大根、かぶ
※葉がついていたら切っておく。
葉から水分がとられて”す”がはいる原因、
新聞紙、ラップに包んで冷蔵庫に。
葉はなるべく早く使う。
・ごぼう
※濡れた新聞紙にくるみ、ラップに包んで
野菜室で保存。土がついているものは、
そのまま新聞紙にくるんで保存。
・きのこ類
※新聞紙またはキッチンペーパーなどに包んでから
ポリ袋に入れ、野菜室で保存。
しいたけは傘の部分をひっくり返した状態
石づきが上を向く形で保存しておくと長持ちします。
・オクラ
※乾燥を防ぐ為に新聞紙または
ラップに包むか、ポリ袋に入れてから野菜室で保存。
・プラム、さくらんぼ、ぶどう
【立たせて野菜室で保存】
・小松菜、ほうれん草、春菊
※横に寝かせると上に成長しようとするので、
無駄な栄養や糖分を使い果たし
美味しさが損なわれます。
・アスパラ
・ねぎ
・とうもろこし
・キュウリ
※水気は禁物。軽くふいて新聞紙や
キッチンペーパーなどに包んで
ヘタの部分を上にして保存。
【洗わずにそのまま冷蔵庫の中へ入れる】
・ブルーベリー、ラズベリー、いちご
・りんご、メロン、桃
※エチレンガス
お野菜や果物が呼吸するときに
発生するのがエチレンガス。
これは植物の成熟促進ホルモンで傷みの原因。
よくこのガスを出すので有名なのが、
りんご、メロン、青梅、桃。
なのでこれらはお野菜とは
一緒に置かないほうがいいです。
・アプリコット
・いちじく
■冷蔵庫の中へ入れないほうがよいもの
・バジル
・なす
※陽の当たらない涼しいところなら
2日ほど保存できる。ラップをして冷蔵庫へ入れれば
1週間くらい保存可能。低温障害に注意。
冷やしすぎは味がおちる。
・にんにく、しょうが
・グレープフルーツ、レモン、ライム
・マンゴ
・オレンジ
・パパイヤ
・柿
・パイナップル
【涼しくて乾燥した場所に保管するもの】
・かぼちゃ
・たまねぎ
・ジャガイモ(日に当たらないように)
・さつま芋(カットしたら、すぐにラップして冷蔵庫に)
・洋なし
・プラム
・キウイ
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