パーソナルシェフ認定講座の様子や最新情報をお届けします
前回のメルマガで予告した通り
今日からお・い・し・い・の法則を
少しづつ明かしていきます。
第一弾は「塩加減」です。
料理には必ず登場する塩。
料理のおいしさは
塩加減によって決まる
と言っても過言ではありません。
ほかに何もなくても
塩だけは外せないんです。
なのに
なのにですよ、
レシピに
よ~く登場する
塩少々
塩ひとつまみ
塩適量
ってなんですかぁ?
塩で味が決まり
おいしいか
おいしくないかが
決まるんですよ。
それでいいの?
いいわけありません!
料理の要(カナメ)なのに
塩の分量がブレるということは
味の軸がブレブレで
いつまでたっても
味が決まらないということです。
ちなみにですが
・「少々」は
親指と人差し指でつまんだ
約0.4~0.5g
・「ひとつまみ」は
親指、人差し指、中指の3本でつまんだ
約0.8g~1g
ですが
指の大きさって人によって
違いますよね。
実際、僕のひとつまみと
あなたのひとつまみは違うはずです。
だからレシピ本の通りに
きっちり作ったつもりでも
おいしくならない訳です。
特にクックパッドなんかに
レシピを書いている多くの人は
少々が約0.4~0.5g
ひとつまみが0.8g~1g
を意識しているとは思えないんです。
では、
おいしい塩の分量とは?
正解は「適量」です!
はぁ??
適量?
あ~、でたでた。
そうやって曖昧にしてごまかすんでしょう。
なんて言われそうですが、
そうとしか言えないんです。
なぜなら、
適量の塩は、
素材や料理の重さによって
決まるからなんです。
適量とは
適当な量ではなく
適切な量のこと。
そこには歴然たる法則があります。
どういうことかというと
人が美味しいと感じる塩加減は
出来上がりの塩分濃度でいうと、
0.8%~0.9%。
これは
人間の体液とほぼ同じ濃度なんです。
つまり生理食塩水の濃度です。
人は自分の体液を同じ塩分濃度を
おいしいと感じるようになっているんです。
それにしても、0.8%は細かい...
と思いますよね?
いつでも、
どんな状況でも、
おいしいのストライクゾーンを
狙いたいのなら
自分の中においしさの軸(法則)
が必要なんです。
いつもパーソナルシェフ養成講座では
言っているんですが
すべての料理には
「なぜそうしたのか?」
意図と理由があるべきだと。
それが解って
何度でもそれを再現できることが
誰かの為に料理をつくるということなんです。
そういう意味では
誰にとっても0.8%の塩加減が正解ではなく
最終的には食べる人の好みが正解です。
但し、
自分が0.8%の塩加減が解って
コントロールできての話です。
以前クライアントから
無塩食(一切塩を使わない、醤油、味噌など塩を含んだ調味料も)
をリクエストいただいた時のこと
いい食材を使い
ちゃんと作った料理を
クライアントの立場で
食べてみたところ
全くおいしいと感じられない
しかも箸が全然進まなかったんです。
このケースは特殊で
クライアントは
おいしい、おいしいと言って
喜んでいただきました。
食べる人に合わせて
「適量」の塩加減をコントロールする。
それにしても
そんな0.8%なんて
普段の料理していて
どうやって計るんですか?
という声が聞こえてきたので
その為の具体的方法を
次回のメルマガではお伝えします。
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勘で料理しない
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このように料理には
様々な法則があります。
こうすると、上手くいく。
こうすると、おいしくなる。
こうすると、おいしそうに見える。
それは、料理のジャンルに関わらず
どんな料理にも共通する考え方です。
何を作ってもおいしくなる人の頭の中には
これらの法則があります。
まずは知ることをオススメします。
メルマガを読んでいくだけでも、
色々な法則を手に入れることができます。
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